【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日
本サイトは更新を終了しました。北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)が運営する新「セイヨウ情勢」をご覧ください。

参加者からのおたより(2008年)

2008年06月30日

上富良野町Y.E.さん
昨年7月28日より参加させて戴いているので、昨年の事は、判りませんが、この6月 こんなにも沢山のセイヨウオオマルハナバチが居るのに、ただただ 驚くばかりでした 又 セイヨウが在来蜂を攻撃している 場面も目撃しました。セイヨウは強いんだね、異常気象し言われるこの頃、難しい事は判りませんが、今 やれる事を 今 と言う気持ちで7月も 頑張りましょう。
上富良野町Y.E.さん
6月の感想:異常気象とかで気候不順の日が続きましたが、9日にはセイヨウオオマルハナバチも、条件さえそろえばこうなる、とばかりに一斉に巣立ちし、昨日までの静けさは何なのだ、と不思議なくらいの異常発生だった。また、同じ場所を徹底的に防除した結果、その近辺にも飛来せず、在来バチが幅をきかせて行動していた。当地はルピナスが終盤に入り、ポピーに映り、ラベンダーの盛りを迎えようとしております。今までルピナスに集中していたハチも、次々と咲き乱れる花を求めて行動範囲も広がり防除活動も困難さを増すと思いますが、6月までの集中活動により、女王蜂及び初期の働き蜂防除により、少しは効果が有ったかなーと自負している。
上富良野町Y.E.さん
6月9日、気温18~23度、久し振りの快晴。条件がそろったのか、一斉に出現。主としてルピナスに訪花。捕獲作戦もパニックを起すくらいだった。9~11日、3日間同じ場所、ルピナス以外には飛来はなかった。9、10日と捕獲した場所にはセイヨウは極端に少なく、エゾが幅をきかせていた。22日、同じ場所での飛来は極端に少なくなった。同じ場所の現象は駆除したからか?はわからないが、居なくて寂しいやら、成果を喜ぶべきか。複雑な気持ち。

2008年06月28日

雨竜町J.S.さん
各地でセイヨウが少ないと嘆いている?バスターズの皆さんは雨竜に集合してください。ワンサカ湧くようにいます。メインはルピナス、それにポピーやシャクナゲに訪花しています。でも確率的にルピナス、探さなくても寄って来る、飛んで火に入る夏の虫、状態です。仕事の昼休み、帰宅後の20-30分の短い時間で10-20頭が捕獲できます。捕獲に飽きてきました、これだけ多いと「捕る楽しみ」がない、と思っていた矢先に何と業天。25日の夕方、ブーンと大きな爆音に大型飛行物体が接近、何と女王バチでした。捕獲成功、真っ黒にゴールドが輝き、汚れなき真っ白なお尻、花粉カゴには僅かばかりの花粉を付けた、きれいな女王バチです。で、疑問。今頃なんで女王なのか、一度産卵子育てを! 絡 えた女王が散歩していたのか、それにしてはきれい過ぎる。まさか、もうはや新女王のお出ましでもあるまいに。かくも不思議な女王捕獲でした。現在冷凍庫でコチンコチンです。マルハナ通信のモニター報告で、セイヨウが少なく家庭菜園の植物たちの受粉を心配しているモニターさんたちの談話も、とってもユニークです。笑えないですね。ルピナスも終わりに近づき、ラベンダーが色づき始めました。捕獲種の交代です。
南幌町Y,S,さん
南幌町自宅付近、今まで観察していた所ですが道内のあちこちのように少なめの出没です。ルピナスの結実も減少気味。でも、これから彼らの大好きなボリジーの花が咲くので働き蜂がくるかも、、、、。この、マルハナの活動以来ただ怖いと思っていたハチへの思いが変わりました。庭、畑にでて耳元でぶ~んと音がするとニタッとしてしまうのです。すばやいので、確認するのが大変!セイヨウとエゾはすぐに見分けられますが、他のマルハナはとっても難しい。あっという間に夏が終わってしまいます。在来種が今後どれくらい確認できるか不安と期待が入り混ざっています。

2008年06月26日

士幌町S.I.さん
十勝は晴れで14~20℃ほどで風はかなり強かったです。特にガンコウランの厚い絨毯の豊北浜の風は強かったけれど、気持ちが良かったです。今日は自動車の調整をしてもらってから、幕別町・豊頃町を通って浦幌町原生花園の豊北浜へ久しぶりに行ってみました。めぼしい花はセンダイハギのみでハマナスもぼつぼつでした。途中幕別町の南東部に位置する日新の丘の道路沿いの牛屋さんのルピナスにたくさんのマルハナバチたちがいました。その中にアカマルの女王も1匹いました。観察地点は少なかったけれど、豊頃町と浦幌町ではほとんど見あたりません。
日高町S.A.さん
ちょっと思い白い話が・・・先日図書館にTさんという女性から電話がありました。ハッピーワン(富川のホームセンター)で花の苗を見ていたら、ハチが飛んできて、それをビニール袋でつかまえている人がいたのでびっくりして、「食べるんですか?」と聞いたら、そのハチの話をしてくれた人が、「詳しいことは図書館のAさんに聞いてください。」と言われました。とのこと。このハチを捕まえていた人って、もちろんHさんでした (^O^)。Tさん宅には、ポピーがたくさんあって、この2、3年、いつもと違うハチがたくさん来るので不思議に思っていらしたそうです。

2008年06月25日

士幌町S.I.さん
校地内にルピナスが10数本咲いている花壇がありました。何やら細身のハチがブンブンいたので見るとセイヨウが1匹飛んできました。市街地から4kmほどの所です。そこから2kmほどの地点にもいました。もしやと思って東方面に行ってみたら足寄町界付近にもいました。でも面でなく棲息は点です。
七飯町E.K.さん
セイヨウオオマルハナバチなどは1頭も見かけません。庭にトマトやズッキーニ(初めて何でよく判らない)など植えたんですが、果たして受粉できるのかどうか、心配です。5月の初めに夏日になったところもあったけど、その後気温の下ったところもあったりして、こんなことで、いったん活動を開始したセイヨウオオマルハナバチなど、身体の調子がおかしくなったのかも知れません。こうなると、人間も動植物も同じですね。

2008年06月24日

積丹町M.O.さん
今月22日に、積丹半島にある積丹岳に登山に行ってきましたが、5合目付近(標高600㍍位の所)でセイヨウマルハナバチを見つけました。特に周りは笹藪と白樺などの樹木しか無いところでしたが、間違いなくセイヨウマルハナバチでした。後志地方からの情報は入っていませんか。

2008年06月23日

恵庭市S.S.さん
今年は天候が変なのか、寒い日が続いていて今月の18日でもセイヨウの女王が捕獲されています。また、働きバチも今年初めて捕獲しました。
中標津町K.Y.さん
先日いただいたセイヨウの標本を郷土館に展示し、名刺サイズの「情報求む」、「北海道に生息するマルハナバチたち」をコピーして館内に置き、入館者に持って行ってもらうようにしました(中標津郷土資料館)

2008年06月21日

七飯町E.K.さん
本当に今年はどうしたんでしょ。ルピナスも終わりに近づいているのに、まだセイヨウオオマルハナバチ(その他の在来マルハナバチ類も数頭を数えません。3頭)を1頭も確認できないでいます。ラベンダーが咲き始めているので、そろそろ働き蜂が出てくるかも知れませんけど。

2008年06月18日

旭川市M.M.さん
今年、うちの庭ではほとんどセイヨウが見られませんでした。5月初めに女王2頭捕獲しただけです。気づくと在来も来ていません。ドウダンツツジにもブルーベリーにもまったく・・・お向かいのお宅では数年ぶりにトマトの受粉ができなさそう、とのことでホルモン剤を使いました。うちは自然にまかせることにしましたので、どうなるでしょう。異常気象のせいなのでしょうか。他の方のお庭はどうなのでしょうね。不気味な気がします。

2008年06月17日

日高町S.A.さん
気温のあがった5月初旬、オムツハンターズメンバーのYさんとFさんが「いたぞ!」と第一弾を図書館まで持ってきてくれました。Yさんが「新種を発見したぞ」というので確認すると、花粉ダンゴのついたセイヨウの女王でした。ハチの脚に左右対称にきれいな黄色いダンゴがついていたので、初めてみたYさんは「新種のハチだ」と思ったみたいです。その後も「もうやめる」と言いながらも、ジャムのガラス容器で大量に捕獲してくれました。5日ほどまえには、ハチとアセビの花がびっしりとつまった佃煮の陽気かと思うような瓶詰めを渡され、事務室のみんなで驚きました。

2008年06月16日

千歳市J.H.さん
最近セイヨウをあまり見かけなくなりました。庭にはニセハイイロとエゾがよく来ます。マルハナバチを誘致しようと庭に流木を置いてみました(笑)

2008年06月13日

七飯町T.O.さん
5月17日、今季初めての捕獲です。昨年、自宅の庭での所見が6月27日でしたので、それに比べれば早いかな。でも、今年は庭の花の開花が早い割には、昨年に比べてセイヨウだけでなく他のハチ類の出現も少ない(ほとんど見かけない)ようです。6月13日、今季、今のところセイヨウも含めてハチの出現が少ないようです。自宅の周辺では今、カッコウの鳴き声がかしましいくらい。夜になると、少し離れた田んぼからカエルの大合唱です。

2008年06月12日

旭川市T.I.さん
今晩は、働きハチ大量出現!女王が前年よりマルハナバチ全てが少ない状況だったのに。例年と変りませんね。

2008年06月10日

雨竜町J.S.さん
6月になってセイヨウの働きバチがワンサカでています。それにエゾやアカマルの働きバチが増えています。エゾはトンと見かけなかったのに10頭いたら4頭ぐらいは在来種です。それでもセイヨウは圧倒的に多い。家と勤務先の病院は100mほど、歩道脇の草地には種が飛んで増えたルピナスが10株ほど咲いていますがそこにもセイヨウが居ます。網持って通勤も儘ならず、横目で見ながらの「いたー」と思いながら「今は見逃してやるよ」です。今度から「ハエタタキ」を持ってピシャとやりながら歩こうかなと思います。
室蘭市Y.N.さん
いつもマルハナ通信ありがとうございます。どうしたことか、今年、室蘭地方でいまだセイヨウを一匹も見かけません。4月の暖気に発生を予知したのですが、5月の冷温、肩透かしを食った感じです。ここ2~3日前から極端に暖かくなりましたので、それぞれの花畑を注意して見ましたが、あまり早く飛ぶので種の確認は出来ませんが、小型の在来種と思われるもの3,4匹見かけました。セイヨウも含めハナバチ達は異常気象に適応できないのでしょうか?昨年は桜にきましたが、今年はきません。花はいろいろ咲いていますが、虫たちがいないのでは実入りに影響しないのでしょうか。今年の異常気象、温暖化との関わりも合わせて考えています。
恵庭市K.I,さん
今年は本当にセイヨウが少ないです。おまけに毎日寒い日ばかりで、週末には必ず天気が悪く強風!みんなで千歳川に4回行ったのですが1頭の成果もありませんでした。天気が良くなったらまた行ってみます。現在はフジの花が人気です!

2008年06月09日

旭川市Y.Y.さん
飛んでくる時のうなり声が大きいのですぐわかる。5/24は個体が小さい(菊池註:働きバチでした)

2008年06月07日

帯広市K.S.さん
生物多様性がなぜ大切なのかという問いに返答に困る自分がいます(確信がいまいち実感できないからか?)。同時に外来生物の侵入がなぜいけないのか?これも何が直接的に人間生活に影響を及ぼすのか、伝えるのに困る自分がいます(人間は直接自分に被害が及ばないと気づかないんでしょうね)。セイヨウを捕獲しても、自分の生活に直接的な被害(生命、財産など)を防止することにはならないのだろう。でも、生物すべてが形態、生態を進化させてきたように、人間はそれぞれ文化を築きあげてきたはず。もし、それが失われることがあったら?それは生命の危機ではないけれど、自分の持っている何か(幼少の思い出とか体験のようなもの?)を喪失する可能性があるのかもという漠! 無 とした危機感があります。それはとても悲しい。自分の生まれ育った自然や文化が失われるのは悲しいことです。これを原動力に外来生物駆除を呼びかけられたらとも思うのですが、上手い言葉が見つからないんですよね(特に子どもにわかりやすく説明ができません)。オオハンゴンソウが咲き、セイヨウオオマルハナバチが飛び、ブラウントラウトが釣れ、ウチダザリガニが池で採れる環境しか身の回りになければ、それが当たり前の自分の文化と認識されてしまう世代が育ってしまうのかも。それは避けたいです。

2008年06月06日

旭川市T.I.さん
いよいよ働ハチが活動し始めました。かほると姉が旭川空港で2日間で400頭弱捕獲でした。ルピナスが咲き始め、日当たりの良い所は満開状態。ルピナスは道路沿いや空き地と個人所有地以外で腕章を付ければ活動し易いのが良いんですね。近日中に忠別川河川敷、志比内大橋付近のルピナスを見て来たいですね。

2008年06月04日

帯広市K.S.さん
今日現在、女王は辛うじて飛んでいますが、他の在来種はワーカーも増えてきました。幸いセイヨウのワーカーはまだ1頭も見かけていませんが。何とか1頭でも多く捕獲したいと思いますが、探し方が悪いのと、どんくさいのとで、いまいち成果が上がりません。ただ、捕獲しに野外にいると知り合いに出会ったりして、セイヨウ探しをしていると伝えると、セイヨウを見かけた場所を教えてもらったり、今度見かけたら捕獲すると言ってくれたりします(これは成果かな)。一人でやっていて思い知らされるのは、いくら頑張っても一人で調査できる範囲は限られるということです。それには仲間を少しづつ増やしていけたらと考え、今は「捕獲活動の手引き」を数部コピーして持ち歩くようにしています。
江別市M.M.さん
今年もがんばって、捕獲に精を出したいのですが、おっしゃるとおり、今年はあまり見かけませんし、去年と比べて大きいような気がします。それに・・・捕獲できないのです。早いんです!動きが・・中には、まるで鳥のように舞うのもいます。個体のサイズが大きいので、去年よく利用した、15ccのプラカップでは間に合わないと思い、ちょっと大きめのビンを上からかぶせまして捕獲しかけても、下から逃げ出されてしまうのです。去年は、そういう高度な動きのできる蜂はいなかったんですよ。目下30cc程度の蓋付きプラカップを探しています。
恵庭市K.M.さん
家の周囲とか庭の石のあるところを何か探すように飛んでいます。去年は6月からの捕獲だったので、女王を捕獲するのは初めて。網の中の女王の大きさにびっくりしました。つつじと梅の花が散ると、セイヨウは見かけなくなってしまいました。

2008年06月03日

千歳市J.H.さん
まだまだストーブを焚いている北海道ですが…嬉しい事にエゾコマルハナバチの働きバチが飛びまわり初めました。ニセハイイロの女王も花粉をいっぱいつけて頑張っています。セイヨウはまだ2ひきしか見かけていません。(もちろん駆除しました!)これから活動を始めるのか、春先の寒さにやられたのか駆除が効を奏しているのか気になるところです。シロチドリ繁殖始めました。オオジシギが鳴いています。

2008年06月02日

恵庭市S.S.さん
寒くて家の近くにはこのごろ飛来はないです。朝、夕と恵庭ではストーブが必要です

2008年06月01日

上富良野町Y.E.さん
5/30、観光客より「ハチの巣を見つけたよ」とのこと。早速現場に急行するも、場所を特定できず、引き続き探すことにしております。5月は天候不順でハチの活動出来る日よりは少なかったが、北海道新聞効果のせいか、持参および通報者から17頭、小生6頭の成果がありました。改めて、新聞の宣伝効果の大きさに驚いている次第です。エゾオオマルハナバチは市街地では1頭だけだが、山の中では濃密に居ることが確認できました。5/29には今年初めての働きバチを2頭発見、1頭捕獲。女王バチ同様、この時期の働きバチの防除に全力傾注することにします。