【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日

このウェブサイトについて

外来種対策においては、「市民参加型モニタリング」が重要な役割を果たします。多くのみなさんのご協力を得ることで、対象とする外来生物のきめ細かい継続的な広域モニタリングが可能となります。そして外来生物の現状を正確に把握することができれば、必要とされる対策もタイミングよく進めることができます。

このウェブサイトは、「セイヨウオオマルハナバチ」(セイヨウ)を侵略的外来種のモデルとしてとりあげ、参加型モニタリングの運営者(東京大学保全生態学研究室、DIASプロジェクト)および参加者間の双方向性の情報交換を支援することを目的として立上げましたが、2015年5月からは北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)が、東京大学保全生態学研究室よりその運営を引き継いでいます。北海道では、現在セイヨウが急速に分布を拡大しつつあり、在来のマルハナバチと植物の共生関係への悪影響が懸念されています。2006年度から環境省や北海道による防除事業とも連携したモニタリングが展開されてきました。 モニタリングにより集められた情報をリアルタイムで公開することで、モニタリングに参加されている市民や行政のみなさんに最新の情報を提供し、より効率的なモニタリングに役立てていきたいと考えています。

このウェブサイトは「今、どこで、どれくらいとれていますか?」「どこに行けばとれますか?」「どこで調査をすれば効果的な対策になりますか?」「全体で何頭くらいとれていますか?」などの疑問に対して、最新の答えを提供しています。いつ、どこで、どれだけ、どんな状況でセイヨウが捕獲されたのかを、一覧形式や地図形式、グラフ形式などで閲覧できます。

メンバー

「セイヨウ情勢」は、データ統合・解析システム (DIAS)プロジェクトにおける一つの研究活動として、以下の研究室のメンバーが協力して運営を担当しています。

  • 北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)
    (HoBiCC事務局:公益財団法人北海道環境財団)
    安保 芳久、柴田 真年
    - セイヨウオオマルハナバチ監視活動の推進・データ管理
    ※2015年5月に、東京大学大学院 農学生命科学研究科 保全生態学研究室より運営を引き継ぎました。
  • 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 北本研究室
    北本 朝展
    - 「セイヨウ情勢」ウェブサイトのデザイン・構築・運用

システム

「セイヨウ情勢」に関係するシステム開発には、上記のメンバーに加え以下の企業・個人の協力を受けました。

協力

「セイヨウ情勢」は多数の方々にご協力いただいております。ここに改めて感謝申し上げます。

  • 市民参加者の方々
    - セイヨウオオマルハナバチ監視活動における捕獲・報告・慰霊
  • 大谷 雅人
    - セイヨウの花図鑑のイラスト作成