【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日
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参加者からのおたより(2008年)

2008年06月07日

帯広市K.S.さん
生物多様性がなぜ大切なのかという問いに返答に困る自分がいます(確信がいまいち実感できないからか?)。同時に外来生物の侵入がなぜいけないのか?これも何が直接的に人間生活に影響を及ぼすのか、伝えるのに困る自分がいます(人間は直接自分に被害が及ばないと気づかないんでしょうね)。セイヨウを捕獲しても、自分の生活に直接的な被害(生命、財産など)を防止することにはならないのだろう。でも、生物すべてが形態、生態を進化させてきたように、人間はそれぞれ文化を築きあげてきたはず。もし、それが失われることがあったら?それは生命の危機ではないけれど、自分の持っている何か(幼少の思い出とか体験のようなもの?)を喪失する可能性があるのかもという漠! 無 とした危機感があります。それはとても悲しい。自分の生まれ育った自然や文化が失われるのは悲しいことです。これを原動力に外来生物駆除を呼びかけられたらとも思うのですが、上手い言葉が見つからないんですよね(特に子どもにわかりやすく説明ができません)。オオハンゴンソウが咲き、セイヨウオオマルハナバチが飛び、ブラウントラウトが釣れ、ウチダザリガニが池で採れる環境しか身の回りになければ、それが当たり前の自分の文化と認識されてしまう世代が育ってしまうのかも。それは避けたいです。