【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日
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参加者からのおたより(2008年)

2008年08月30日

富良野市E.N.さん
<芦別岳でのセイヨウの確認>本年北海道より自分の所属する富良野山岳会が芦別岳での昨年目撃情報が北海道に寄せられたセイヨウオオマルハナバチの調査を引受け当会の何人かの会員が7月までに発見、捕獲に挑戦したのですが、目撃情報は一件のみでした。旧道コースと呼ばれる登山道でかなりの数のハチを目撃したというのです。但し本人はこの調査の話を正確に理解してたかどうか解らないので、自分は目撃情報と言う範疇で整理しています。7月までの情報はこれだけでした。しかし、芦別岳の麓の登山口付近では元々トマトハウス農家も多く捕獲もされています。更に麓には一時間位で廻れる散策コースが二本あるのですがエゾエンゴサク、ウツボクサ、ムラサキヤシオ等の花に群れるセイヨウが目撃されています。それで麓にこれだけ目撃されているのだから天候、風の条件の良い日に調査すればの思いで調査日を狙ってました。7月3日「木」丁度自分の仕事も休みでした。天候は予報は晴れでしたが、当日朝は曇り、風は登山口は無風でした。午前6時新道コース登山開始。この日は自分を含めて往復で会った登山者は3組でした。観察しながらの登山でしたが本年はこの山も雪が例年より少なく花も二十日位早い感じがしました。ウコンウツギ、ウラジロナナカマド、ウサギギク、メアカンキンバイが花盛りでした。10時45分頃標高1570mの雲峰山に到着したが風がかなり強く、天気は曇り、気温は18度でしたが体感温度は風のためかもっと低目に思われ、山頂は見えない状態でした。風の当らない場所で休んでいるとエゾツガザクラにハチを見付けました。それで一時間位観察したがセイヨウらしいので大きいのと小さいのを三匹捕獲しました。またこの時周辺を歩き回ったのですが山岳では風のない所で目撃、捕獲の可能性が高いと思います。これまで目撃があったりなかったりは風の関係ではと思わます。