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【過去の情報】★号外★!!緊急・重要!!アナフィラキシーショック(ハチ毒アレルギー)について
発信日:2008年08月22日
発信者:菊池 玲奈
いつも、セイヨウオオマルハナバチの監視活動にご協力いただき ありがとうございます。 今回、監視活動のモニターの方から、セイヨウオオマルハナバチに 刺されたことにより、アナフィキラシーショックを起された、とのご報告が ありました。 幸い、症状が出てすぐに病院を受診され、適切な処置を受けられたので、 大事には至らなかった、とのこと。本当にほっとしました。 これまで、活動の中でセイヨウに刺された経験、あるいは他の機会に ハチに刺された経験をお持ちの方も少なくないと思います。 アナフィラキシーはアレルギー症状ですので、1度目が大丈夫なら、 2度目も大丈夫、とは限りません(今回のケースも、過去に複数回刺さ れていたケースです)。 また、人によっては初めての場合でも、アレルギーを起される可能性も あり、事前の予測は容易ではありません(病院でハチ毒の抗体の有無を 検査してもらう事は可能ですが・・・)。 くれぐれも活動の際は、「刺されない」ことを最優先にお考えくださるよう お願いします。 ※ アナフィラキシーショックに関する詳しい説明は、最下部のURLを ご参照ください。 今回モニターの方から「他に捕獲活動されている方々に少しでも役に 立てばと思います。不安感を与えるかもしれませんが・・・・十分な注意と、 準備を促して下さい」と、詳細のご報告と、活動に際しての注意などを ご提案いただきました。 本当に、ありがとうございます。 以下、ご紹介させていただきます。 === 発生の状況など: ・8月20日、モニターの女性が新女王バチに左手薬指を刺される ・これまでも何度かセイヨウに刺されており、そのときは刺された部分が ちくちく痛む程度だったが、今回は数分後、耳が火照る、眼がはれぼったい、 眼の充血、皮膚に発疹、脈が通常より早い、などの症状がでたため、 病院へ。 ・刺されてから約70分後に病院に到着。処置を受けて30分ほどで 湿疹が薄くなり、症状も安定。経過観察のため一晩入院し、翌日退院した。 対応策など: ・ 今回、ゴム手袋をつけて活動していたが、相当数捕獲を重ねていると、 油断やミスは付きもの。防御手段として手袋を着用する場合は、家事用の ゴム手袋ではなく、革手袋などの方がいい。 ・ 万が一に備え、活動地域の救急対応病院を調べておくこと。 === セイヨウに刺されるのは「網から容器にハチを移すとき」と「巣を掘り出して いる時」が多いようです(向こうから襲ってきて刺された、という報告は、今の ところありません)。 モニターの方にもご提案をいただきましたが、厚手の手袋の着用などを 心がけていただき、また「ハチを逃がさない」より「ハチにさわらない」ことを、 最優先に、活動をお願いいたします。 繰り返しになりますが「これまで大丈夫だったから」と決して安易に考えず、 慎重に対応してください。 また参考情報ですが、あらかじめ医療機関を受診し、アナフィラキシー ショックを起す可能性が高いと診断された場合、「エピペン」という自己注射 製剤の処方を受けることが出来ます。 対象医療機関は http://www.anaphylaxis.jp/list/index.html から エピペンの詳細は http://www.epipen.jp/index.html から ご覧いただけます。 セイヨウの活動に限らず、日頃、外での活動の多い方でご関心のおありの方は、 一度、ご覧になってみて下さい。 皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 ===== ※ アナフィラキシーショックとは? ハチ毒や食べもの、薬物などが原因で起きる、急性アレルギー反応。 じんましんや紅潮(皮膚が赤くなる)などの皮膚症状や、時には呼吸 困難、めまい、意識障害などの症状を伴うことがあり、急激な血圧低下 等のショック症状が引き起こされた場合、命の危険を伴うこともあります。 詳しくは http://www.anaphylaxis.jp/forum/anaphylaxis.html http://www.anaphylaxis.jp/forum/allergy_bee.html をご覧下さい。 ===== |
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