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【過去の情報】早くも、花粉ダンゴ付女王あらわる!
発信日:2008年04月23日
発信者:菊池 玲奈
***トピックス*** 1.花粉ダンゴ付の女王バチあらわる! 2.セイヨウ関連行事のご案内(東川町&帯広市) 3.「マルハナバチの見分け方」の表を作りました! など ********** 東京は、暑い。七分袖のシャツで、羽織っていたスプリングコートを 脱いでもまだ汗が出る。 北海道でも、夏と勘違いするような暖かい日が続いているとのこと、 こちらでも異常な気候がニュースを賑わせています。 ==本格シーズン到来!花粉ダンゴ付も現われました== 例年にない早さの、セイヨウの飛来。96年以来ずっと観察してくださっている 日高のHさんからも「過去最速」とおどろきのメールが届きました。 さらに、各地から「花粉ダンゴ付セイヨウ=巣作り成功の証」の情報も続々と 寄せられはじめています!たとえば・・・ 今年もみんなでスタートしました。初観測は13日でした。(中略) 20日までに36頭のセイヨウを捕まえました。20日には『花粉だんご付き』も 一頭捕りました(恵庭市・Eさん) クロッカスも終わりに近づき、エゾエンゴサク、カタクリはもちろん、エゾムラサキ ツツジも咲き出し山ではコブシも咲いた。サクラのつぼみも膨らみ始め4月中に 咲くと言う。セイヨウはボチボチ、咲いている花に比べて少ない。(中略) 今日(4月20日)までセイヨウ女王23頭捕獲、花粉つき2頭(雨竜町・Sさん) セイヨウの捕獲状況ですが、4/11の最初捕獲から4/19まてで合計11頭の 捕獲で、4/17に捕獲したセイヨウに花粉玉を付けていたのが1頭いました。 そろそろセイヨウの出番となりましたので、みんなで捕獲活動に入りました。 (東川町・Tさん) 昨年は、本格的に花粉ダンゴ付が捕獲されはじめたのは、5月中旬頃。 今年は早くも、もっとも効果的な活動シーズン到来!の様子。 年度初めで、お忙しい時期かと思いますが、この時期が大きな勝負。 どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。 ==セイヨウ関連行事のご案内(IN 帯広)== 前号で、5月10日(土)に東川で開催を予定している「春の女王バチの捕獲」と 「セイヨウオオマルハナバチを語る昼下がり」のご案内をさしあげました。もしご参加 いただける方は、菊池までご連絡をいただければ幸いです。 また、十勝支庁でも5月12日(月)にセイヨウオオマルハナバチのフォーラムが開催 されることになりました!菊池も1時間ほどお話しをさせていただきます。 皆さんが活動にかけてくださっている思い、どんなことが行われているか、どんなことが 分かってきたか、皆さんに代わってお伝えし、十勝でも活動に参加して下さる方が 一人でも増えるように、頑張ってきます! 帯広100年記念館の方からご案内をいただきましたので、下記いたします。 特別な申込みは不要、当日会場にお越しいただければOKとのことですので、 ぜひご参加いただければ幸いです。*転送大歓迎*とのことでしたので、ご興味を お持ちいただけそうな方をご存じでしたら、ぜひ転送をお願いいたします。 ++転送歓迎++ 『セイヨウオオマルハナバチ フォーラム in TOKACHI』 日時:5月12日(月) 13:30~16:00(13:00開場) 場所:十勝支庁(4階 A・B会議室) 対象:どなたでも(事前申込みは不要です) 主催:環境省、協力:十勝支庁、帯広百年記念館 十勝は北海道の中でも、セイヨウオオマルハナバチが広がる危険性が高いという 報告があります。 ・セイヨウオオマルハナバチが増えるとなぜいけないのか? ・私たちに何ができるのか? このフォーラムを通して、ヒントを見つけていただければうれしいです。 ○進行 13:35~13:40 あいさつ:(環境省 北海道地方環境事務所 野生生物課 課長) 13:40~14:40 講演1 菊池玲奈(東京大学 保全生態学研究室) 「市民参加」が生物多様性保全に果たす大きな役割 ~外来種・セイヨウオオマルハナバチのモニタリング~ 14:40~15:00 質疑応答 15:00~15:10 休憩 15:10~15:25 講演2 松川 俊和(十勝支庁 地域振興部環境生活課) 15:25~15:40 講演3 島影 芳治 (環境省北海道地方事務所 上士幌自然保護管事務所) 上士幌での防除活動について 15:40~15:50 まとめ 池田 亨嘉(帯広百年記念館) ++以上詳細++ ==マルハナバチの識別表を作ってみました== 監視の際に出会うのは、セイヨウだけじゃありません。 さまざまな種類の「在来」マルハナバチたち。 今年は、エゾオオの調査も項目に加わりましたが、これまで、沢山の方から「在来マルハナバチ」の 見分け方の問い合わせをいただきました。 残念ながら「マルハナバチハンドブック」が絶版になってしまっていて、入手が困難な状況。ですので、 「北海道に生息するマルハナバチ」の見分け方の目安を、シートにしてみました。 気づいたことを書き込んだり、写真を貼ったりしながら、ご自身の「識別表」など、つくっていただけたら とっても嬉しいです!貼付しますので、ぜひご覧になって下さいね(うまく見られない場合は、ご連絡 ください!) ==お詫び== 先日お送りした「ご参加の手引き」ですが、同じ場所で2度目以降にご使用いただく「Bタイプ」の 報告用紙に、氏名や捕獲地の記入欄が抜けてました・・・(指摘いただいた皆様、ありがとうございます) お手数ですが空欄にお名前と捕獲場所を御記入いただくか、 ダウンロードのうえ、ご使用いただけると幸いです。 それにしても、本当に今年は春が早い。 5月10日の東川の行事では、公園に植栽されている「エゾムラサキツツジ」が頼り?なのですが、 もうすでに咲いてしまっている模様。でも、地域の方がこまめに連絡して下さったり、心配して下さったり、 他の候補地をさがしてくださったり・・・ 人のつながりの強さ、ありがたさを日々感じています。 開花の季節がどんどん早くなっているのは、温暖化の影響?といわれています。 生きものや自然は私たちのごく身近で沢山のメッセージを発してくれていて、人間がそれを受け 止められるかどうか、なのでしょうね。 |
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