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参加者からのおたより(2007年)2007年05月14日
北見市T.Y.さん
センダイハギのおしべはハチが止まった2枚の花弁が開いて下から上がってくるのか、花弁がハチの重さで下がって出てくるのか?エゾオオマルの吸蜜行動写真のとおりです。エゾオオマルは花にいる滞在時間が長く、花弁が開きおしべが十分に出てから頭を突っ込み花粉を頭に付けて移動していました。それに比べてセイヨウオオマルハナバチは花弁が開きおしべが出る前に忙しく移動していました。ただし、花粉団子を付けているセイヨウオオマルは滞在時間が長く、おしべに触れている時間も十分にあるようでした。盗蜜により、滞在時間が短くなることで繁殖に悪い状況になっているように思います。滞在時間を計ってみたら次のようでした。セイヨウオオマルハナバチ 平均滞在時間3A 秒、エゾオオマルハナバチ 平均滞在時間6.7秒。サンプル数が少ないので極端なところは切り捨てました。ゆっくりとした動き、暢気とも思えるエゾオオマルハナバチじゃなければできないことがあることに感動しました。エゾオオマルハナバチの時間がセンダイハギとの数千年数万年の歴史が作り上げた時間であり、調和とバランスが生み出した生物多様性の奥深さに改めて感動しました。
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