学認による認証システム
学認とは?
学認(学術認証フェデレーション)とは、学術サービスの提供者と利用者とが連携して認証を行うシステムであり、利用者が多数のサービス提供者に対して同一IDとパスワードでログインできるという、シングルサインオンを実現できます。これにより、サービス提供者ごとに異なるIDとパスワードを覚える手間が省けるだけでなく、新しいサービスを利用するために新しいアカウントを作成する手間を省き、さらに学術機関のセキュリティポリシーに従い安全に認証を行うことも可能となります。当初は出版社の電子ジャーナル講読のためのライセンス管理に使われましたが、その後は様々な学術コンテンツへと利用が広がりつつあります。
技術的に見れば、学認はShibbolethという仕様にしたがっており、同じ仕様を用いる他の連合体と連携することもできます。学認は日本国内の連合体ですが、海外にもいくつかの連合体が存在し、それらと連携することで世界的な規模でのシングルサインオンを実現することができます。つまりDIASが学認のサービスプロバイダー(SP)として参加すれば、海外の利用者も通常の学内アカウントを使ってDIASにアクセスできるようになるかもしれません。このように、学認を用いてアクセス性を向上させるための準備を進めています。